教育方針

School Philosophy
教育方針

基本理念

本校は、創立以来、自由主義教育を基軸とした人間教育を実践してまいりました。校訓に「人に親しまれ信頼される人間になれ」と掲げている通り、他者から信頼される品位ある言動を奨励します。同時に、変化の激しい時代に対応するため、常に新しい学びを取り入れ教育を進化させ続けます。これにより、生徒一人ひとりの個性と無限の可能性を最大限に引き出し、未来の社会で主体的に活躍できる力を育むことを目指します。

教育の基盤:確かな学力の育成

全ての教育活動の根幹として、基礎的な知識・技能の習得はもちろん、それらを活用するための思考力・判断力・表現力等を含んだ「確かな学力」の育成に注力します。これは、生涯学び続ける力と、あらゆる活動の質を高める上で不可欠な土台となります。

教育方針:3つの柱

確かな学力を土台とし、その上に立つ以下の3つの柱を教育の核として、バランスの取れた人間形成と未来を創造する力の育成を目指します。

  • 1. 信頼と友情

    多様性を尊重し、対話を通じて相互理解を深める中で、他者と協働するための基盤となる信頼と友情を育み、豊かな人間関係を築く力を養います。

  • 2. 自立と共創

    探究的な学びやプロジェクト型学習(PBL)など、新しい学びを積極的に取り入れ、自ら課題を発見し、主体的に粘り強く取り組む「自立」の精神を培います。さらに、多様な人々と協働し、アントレプレナーシップ(挑戦心、創造性、課題解決力、価値創造力)を発揮しながら、新たな価値を「共創」する力を育成します。

  • 3. 教養と品格

    確かな学力に裏打ちされた、幅広い分野にわたる深い教養と、物事の本質を見抜く洞察力を身につけます。同時に、高い倫理観、誠実さ、他者への敬意と配慮を備え、社会で信頼され尊敬される「品格」ある人格を陶冶します。

私たちは、生徒一人ひとりがこれらの力を身につけ、自信を持って未来へ羽ばたき、自己実現を果たすと共に、持続可能でより良い社会の実現に貢献できる人間となるよう、全力で支援します。

教育方針

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自由ヶ丘学園3つのポリシー

自由ヶ丘学園は、建学の精神に基づき、社会に貢献し未来を創造する人材を育成するため、以下の3つのポリシーを定めます。

1. アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

自由ヶ丘学園高等学校は、本校の教育理念に共感し、以下の資質・意欲を持つ生徒を求めます。

  • 多様性への理解と共感力

    校訓「人に親しまれ信頼される人間になれ」を目指し、多様な文化や価値観を尊重する心と共感力を持ち、他者と共に学び成長できる生徒。

  • 課題解決への意欲

    社会や身近な出来事に関心を持ち、主体的に課題を探求し、粘り強く解決に取り組む意欲のある生徒。

  • 創造性と学問への探究心

    様々な学びに興味を持ち、論理的思考と創造的アプローチによって未来の課題に挑戦しようとする、学問への探究心を持つ生徒。

2. カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

教育方針に基づき、以下の特色を持つ教育課程を編成・実施し、各コース・専攻に応じた資質・能力を育みます。

  • 主体性を育む多様な学び

    生徒一人ひとりの興味・関心を引き出し能動的な学びを促すため、探究活動、プロジェクト型学習(PBL)、ディスカッション、実験・実習といった多様な学習形態を取り入れます。これにより、社会課題を解決するスキルや主体的に行動する力を養います。

  • 国際理解教育の推進

    語学教育の充実に加え、異文化理解プログラムや海外研修などを通じて、グローバルな視野を養う国際理解教育を推進します。

  • ICTの効果的活用

    情報収集・分析・表現・コミュニケーション能力を高めるため、授業や自学自習においてICTを効果的に活用できる教育環境を整備します。

  • 進路実現に向けた学びの充実

    生徒の進路希望や知的好奇心に応えるため、幅広い選択科目、発展的な講座、学際的な学びの機会を提供し、多様な学びを通じて確かな学力を保証する指導を充実させます。

3. グラデュエーション・ポリシー(卒業認定・育成する人物像)

本校の教育課程を修了し、以下の資質・能力を総合的に身につけた生徒に卒業を認定します。

  • 協働性と豊かな人間性

    多様な人々と互いを尊重しながら効果的に協働できるコミュニケーション能力と、倫理観に裏打ちされた豊かな人間性を有している。

  • 問題解決能力と創造的思考力

    複雑化する現代社会の課題に対し、多角的な視点から本質を捉え、批判的・論理的思考に基づいて解決策を導き出す能力と、新たな価値を生み出す創造的思考力を有している。

  • グローバルな視点の取得

    自国の文化・歴史への深い理解を基盤に、国際社会の動向に関心を持ち、多文化共生社会に貢献できるグローバルな視点を有している。また、国際社会でリーダーシップを発揮しうる資質と能力を習得している。

  • 学術的スキルの向上

    各分野における高度な知識・技能を活用し、生涯にわたり主体的に学び続けるための学術的スキル(情報収集・分析力、論理的記述力、発表力等)が向上している。

これらの3つのポリシーは相互に連携し、一貫性をもって運用することで、自由ヶ丘学園の教育目標の実現を図ります。