日本に居ながら国際的な活動に参加する

2021.11.02

生徒たちが将来、多様な人々と協力し、幸せになれるようにするためには、多様性について深く理解し、他社と協働できるようにする必要があります。多様性や国際性は話を聞いたり本を読んだりするだけでは真に理解することはできないため、実際に多様な人々と活動する必要があるのですが、日本は島国であるため、なかなか多様な人々と交流する機会がありません。そこで本校では新しい技術を使って、生徒たちにそのような経験をしてもらおうと考えています。具体的には、海外の子供たちと対話しながら、新しい技術を生徒自身でデザインする場を提供する準備を進めています。これは参加型デザインという、スカンジナビアで生まれたデザインの手法で、これからの社会に不可欠であると言われています。生徒の意見をAIロボットのデザインに反映させるため、生徒中心デザインとも言えます。

unicefHARUHRI-JP / European Commissionによる世界の子供たちがつながっている社会のイメージ

昨年は、Honda Research Institute Japan(ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)とEU Joint Research Center(欧州委員会共同研究センター)の協力のもと、本校生徒がAIを搭載したロボットHARUの役割について議論し、ロボットの説明のわかりやすさを評価しました。その結果は、ユニセフの報告書に掲載されています。

IMG_1418
HARUを使った未来の授業を評価する本校の生徒
students
AIが提示する説明のわかりやすさを評価した生徒たちとHonda Research Instituteの研究者

 

今は、生徒が提案するデザインが反映される予定のHARUと一緒に、オーストラリアの学生と議論をするための環境を整備しているところです。本活動は放課後、及び、オンラインで実施するため、本校在校生の他、他校の方も参加可能になっています。本活動に参加したい中高生は、本校広報部までご連絡下さい。

 

 

この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後フリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信 審議会専門委員を兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了