Facebook社による日本初のワークショップ

2020.12.09

 12月3日にFacebook社がグローバルに展開している、デジタルリテラシー教育プログラム『みんなのデジタル教室』が日本で初めて、本校で実施されました。

resingHands
instagramにアップされた画像から読み取れることの議論

 「デジタル・アイデンティティを考える」をテーマとして、SNSと上手に付き合うためのセキュリティやプライバシーをワークショップ形式で学びました。具体的には、Instagramに投稿された画像を見て、投稿者がどのような人かを想像したり、投稿内容を見た印象を共有したりして、活発に意見交換しました。自分が発信する情報によって「デジタル世界での自分」が形成されること、それが第2の自分になることが少し理解できたかと思います。

 当日、とても積極的に発言する生徒がいたのですが、ワークショップの後にSTEAM授業で作成したスライドを見せてもらいましたら、ワークショップのテーマに近いことを考えていたことがわかりました。自分自身のテーマを持って情報を発信すると、楽しみや仲間が増えることに気が付いてくれたらうれしいです。

 本ワークショップに参加した生徒たちは、STEAM授業でTEDスタイルのプレゼンテーションの練習をして来ました。そこでは、聞く人達に価値あるものを与えること、相手の認知能力を考えながら説明すること、発信内容の信頼性を確認すること、などについて学びました。けれども、グローバルかつ短時間に情報を発信する方法についてはまだ学んでいないため、このようなプログラムを活用して、的確で短い情報を発信する練習ができたら良いと思います。

 現在、自分自身が海外の方々とSNS・メール・web会議ツールを使って国際プロジェクトを立ち上げており、これらのツールを使いこなせることの重要性を実感しております。子供達にも各ツールの特性を理解して使いこなせるようになって欲しいと考えており、一緒に練習する方法を考えています。